Open Tech Press | KDE 4のリリースは何が問題であったのか?
そしてこのようなKDE 4への反発に対して不快感を露わにしたのは、その作成に3年以上の歳月を投じてきたKDE開発陣であり、彼らにしてみればこれは当然の反応を示したに過ぎなかった。例えば「Road to KDE 4」に執筆した記事にてその名を知られるTroy Unrau氏もそうした1人であり、同氏は自身のブログにて、「KDEを含めたオープンソース系プロジェクトにとってユーザを喜ばせるのは義務ではない。バグを修正することも私たちの義務ではない。要求された機能を実装することも私たちの義務ではない。我々を個人攻撃する場となるオープンフォーラムを提供するのも、私たちの義務ではない」とまで極論している。
この記事の掲載から1週間後にUnrau氏からは謝罪の言葉が述べられたが、その時点で先の過激な発言は論争を大いに煽る結果となっていたのだ。更にUnrau氏は個人的な諸事情を理由としてKDE関連の活動から手を引いたのだが、同氏の離脱は今回の論争に対するリアクションであると一般には受け取られたのである。Seigo氏が同氏のブログを凍結したのも、同氏自身はKDEの広報担当責任者を1年以上務めたため降板したかったと述べていたが、同様にコード開発に集中するためだと多くの人間は見ている。